ご無沙汰しております。
今回はプラモデルの話じゃない上に長いので、興味ない人は読まないでくださいませ。
さて、黒猫が大学に在学中、達成しようとしている「ママチャリで近畿圏制覇」計画というものがあります。
ママチャリで近畿圏制覇計画のルールはいろいろ細かくあるので簡単に書きます。
・交通手段はママチャリあるいは徒歩(自転車押す)
・とりあえず目的地につけば制覇の条件が整う。(別に県内全域を巡る必要なし)
・家に着くまでがママチャリの旅なので、帰りもママチャリで帰ること。
で、今のところの達成状況ですが・・・・・
●奈良県 → 達成済み(なぞの老人ホーム)
●京都府 → 達成済み(上賀茂神社)
●滋賀県 → 達成済み(ピエリ守山)
●大阪府 → 出発地点なので今のところノーカウント
●和歌山県→ 未達成(新宮?)
●兵庫県 → 未達成(日本海側?)
そして、今回新たに挑戦したのは「三重県」です!
目的は鈴鹿ツインサーキットで行われる「2014ママチャリ4耐Round2」に出場することです!
出発地の東大阪からママチャリに乗って鈴鹿まで行き、そのママチャリでママチャリレースにでる予定でした!
さて、ママチャリレースのメンバー集めや車両のことなんかでいろいろ裏話があるんですが今回は省略します!
当初のスケジュールを説明しますね。
8月6日 大学終えてから夕方に東大阪を出発して、奈良県の高井田あたりで一泊
7日 三重県 名張市にすむ友達の家で一泊
8日 三重県 鈴鹿で一泊
9日 三重県を適当に観光
10日 ママチャリレース出場
11日 帰路。名張の友達の家で一泊
12日・13日 東大阪に向けてがんばる。

ルート的にはだいたいこんなもんです。
--8月6日-------------------------------------------------
では早速出発していきましょう!
6日の19時にまずは奈良へ向けて出発です。

さて、今回の旅をともにする戦友「ヤックル」です。
車輪24インチの一般的なママチャリです!
滋賀の旅とかで結構ガタがきてますが、まだまだ現役ですよ。
出発してからは若干道に迷ったものの順調に進みました。
出発したのが夕方で暗かったので、画像は撮ってないです。
大阪→奈良間の山道は交通量が多く、路肩が狭い(ほぼない)上に
路肩に雑草が生えまくりなので草ビンタを何度受けたかわかりません。
さて、なんだかんだその山道以外は基本的に平らな道のりなのでわりと楽に奈良県の高井田につきました。
たしかこの時点で22時くらいでした。
一泊してもよかったんですが、体力が有り余っていたのと寝カフェ代をケチりたかったので
予定を変更して名張の友達の家に行って泊まることにしました。
というわけで山登り第二ラウンド開始です。
桜井市→名張市の山道はほとんど街灯がないです。
あと歩道(路肩)もきれいに整備されてるかと思えば、急に道幅が狭くなったりと注意が必要です。
真夜中の山道をママチャリで進む際には罠がいっぱいなので注意して進みましょう!
できれば路肩を避けて、車道を走るのがお勧めです!
いくつか罠の例を書きますと・・・・・
・道と思ったら溝だった。
・先があると思ったら崖だった。
・急に柵が出現する。
・平たい道と思ったら結構な段差があった。
・そもそもママチャリで走る前提の道のつくりじゃない。
ヤックルは自家発電のライトしかないのでスピードを出さないと明かりがつかない
⇔でもスピードを出すと罠にかかりやすくなる
このジレンマも慣れてくると楽しくなってきます。
さて、罠も急ブレーキで回避しつつ無事名張の友達の家に到着。
確か夜中2時でした。 友達は次の日仕事なのに起きてくれて感謝感激です。
--8月7日----------------------------------------------------
さて、朝6時半ごろに名張市の友達宅を出発。
予定より早いですが、とりあえず 名張市→津市 の山越えをして、さっさと津市までいくことにしました。

こんな感じの山道です。
いやぁ、天候にも恵まれて台風が来てるなんて微塵も感じませんでした。

河でスリッパごと水に浸かるのもきもちよかったですねぇ~。

途中 お馬さんがいたりしました。
しかし、順調だった山道でトラブル発生です。
急な下痢に見舞われました。
山道もある程度進んで、周りに民家や休憩所はありません・・・・・・
これはもう・・・・・・あれをするしかないのか・・・・・
覚悟を決めかけていたその時でした・・・・!

まるでオアシスのようでした。 道の駅ならぬ道のオアシスでした。
もはや数百円ならトイレのために払ってもよかった状態だったので、急いで駅内へ。
なんと幸運なことに無人駅だったので改札もなく、無料でトイレを使わせていただきました!
と、まぁこんな感じで13時くらいには津市に着きました。
「あれ・・・・思った以上に早く着いたな・・・・・・」
当初、三重県に行くのはものすごい辛いと思っていたのに、実質1日程度で到着したので
時間が余りまくってしまいました。
「とりあえず、伊勢神宮にいくか・・・・・」
というわけでルート変更をして、津市→伊勢神宮へ。
外宮にいったんですが、ママチャリ入場禁止なので中に入らずに再び津市に戻り寝カフェで宿泊。
--8月8日------------------------------------------------
「・・・・早く三重につきすぎて、ママチャリレースまで何して過ごせばいいんだ・・・・」
台風接近中だったので、中止にするならさっさと中止にしてくれ・・・・・
(ぶっちゃけやることなかったので早く東大阪に帰りたかったです)
仕方がないので予定を変更して名古屋にでも行くことにしました。

国道23号線で行くことにしました。
平地ばっかりなので名古屋なんて余裕だろw とか思っていたら
23号線のトラックの巻き上げる塵に目をやられ、工事中の道に大回りさせられたり
橋の上が歩行者通行禁止だったり、自転車なんかでこの道くんなよ・・・・的な空気だったりと
なかなか辛い道のりで、結局名古屋市の端っこあたりについて引き返すことに。
18時くらいに鈴鹿に戻ってきまして
「もう今日は銭湯でゆっくりして終えよう・・・・・」と思っていたところ、友人から電話が。
「もしもし」
「あ、もしもしw ママチャリレース 台風で中止になったみたいやでw?」
なんですと「今、和歌山(実家)すごい雨やで?」
三重県の方もぽつぽつ雨が降ったりして天気はよくありませんでしたが、和歌山と大阪はすごい雨のようでした。
「黒猫くん、どうすんの? 迎えに行こか??」
和歌山から三重まで迎えに来てくれるという友達の優しさに感動しましたが
「いや、それは悪いわ。今日急いで滋賀経由で帰るわ! うん! 余裕やで!」
小学校が台風で授業が午前中までの日のような謎の高揚感もあって、自力で帰ることに。
そこから伊賀経由で帰ろうと山道手前まで、すごい速度で行きました!
しかし、山手から流れてくるひんやりとした空気に当たり、僕の頭も冷えることに。
「あれ、真っ暗の山道で大雨がふって、しかも名古屋遠征で体力も底を尽きかけてる・・・・・
これ・・・・・ 下手したら死んじゃうんじゃね・・・・?」
そう考えたら、自分の今の無謀な挑戦の愚かしさに気が付きました。
しかたがないので代替案を考えることに。
①ヤックルを乗り捨てて、電車で帰る(ヤックルを失う上に、ママチャリの旅の挑戦失敗)
②台風が過ぎ去るまで山越えは危険なので、台風が過ぎるまで三重県で滞在(暇・宿泊代がかかる)
③素直に友達に迎えに来てもらう(ヤックルを乗せれる車なので、挑戦は失敗するがヤックルは失わない、友達の負担大)
③は友達に申し訳ないので没になりました。
①にしようかと迷ったのですが、今まで共に過ごした思い出が蘇ってきて見捨てれなかったので
嫌々ながら②の案で行くことにしました。
②の案で行くことを友達に伝えると・・・・
「今やったらギリギリ三重県に迎えに行けるけど、ほんまにいいん?」
とのこと。
な・・・・・なんていい人なんだ・・・・・・・!
友達には悪いですが、お言葉に甘えさせてもらいました。
そんなわけで車で和歌山の実家まで送ってもらい、僕の三重県の挑戦は失敗に終わりました。
次の日、TVを見ていると三重県に大雨特別警報なるものが発令されていました。
友達のファインプレーですね!
10日まで和歌山の実家で休養した僕は、11日に和歌山から東大阪の下宿先までヤックルで行きました。
こうして僕の ただただ観光もせずママチャリだけ漕いだ4日間が終わりました。
旅を終えて得たものは
皮膚へのダメージとお土産に買った伊勢海老ふなっしーのキーホルダーだけでした。
友達なんかにも迷惑かけたりして、申し訳なかったです。
でも
いい夏を過ごせてよかったです^^b
ママチャリレースのメンバーともこれをきっかけに、さらに仲良くなれたのもよかったですよぉ。
と、まぁ 自分が後で見返して楽しむために書いた記事ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
夜の山道をママチャリで走るのは危険なので出来るだけ控えましょうね!
それでは!
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